以前、このブログでもご紹介したアフリカで発生した大量のバッタによる被害。
今はインドでその猛威を奮っているそうです。
久しぶりにこのバッタの大群の記事をネットで見つけたので、今回はこちらでその続報をご紹介したいと思います。
前回の記事はこちらになります。
以下、BB Newsのネット記事の抜粋になります。
『【5月30日 AFP】インドの広い範囲で、空前の規模のバッタの大群が被害を及ぼす中、同国当局は29日、旅客機の運航に支障を及ぼしたり、機体を損傷させたりする恐れがあるとして警鐘を鳴らした。
同国の民間航空省は、バッタの大群は今やあまりに巨大化し、「航空機の運航にとって極めて重要な離着陸の際、機体に脅威を及ぼし得る」と懸念を表明。
同省の顧問は、「個々のバッタは小さいが、無数のバッタがフロントガラスを覆えば、操縦士の視界に影響を与えることは明白だ」と話した。
バッタが機体の吸気口に入り、機器を損傷させる可能性もあるため、いかなるバッタの群れでも回避するよう同省は航空会社に呼び掛けている。
過去30年近くで最悪とされる「蝗害(こうがい)」はすでに、農作物に甚大な被害を与えている。インドでは新型コロナウイルス対策のため全土で1か月にわたり封鎖措置が実施され、その影響で苦しむ農家に追い打ちをかけている。
来月には「アフリカの角( )」と呼ばれるアフリカ北東部地域からさらなるバッタの群れがインドへ飛来すると予想されるため、専門家らは被害がさらに深刻化すると警告している。(c)AFP』
この記事ではアフリカからさらにバッタの大群が来ることが予想されていますが、先陣をきっていたバッタの大群は、中東やパキスタンなどを通り中国へ向かって進んでいましたが、道中にある標高の高いヒマラヤ山脈を越えることができず来た道をまた戻っているというニュースもありました。
先陣のバッタの大群と新たにアフリカで発生したバッタの大群が一緒になってしまうと、またさらに被害は大きくなりそうですね。
以前もご紹介したように、最初はただのバッタでしたが、大量発生することで体が大きくなり、色も変色し、毒性を持つようになるようです。
そのため、食用にもすることができず、蝗害による被害は拡大しているようです。
こんな感じで食用にできればまだ良いですが、かなり厄介な災害です。
上記の写真からも分かるようにそのバッタの量は、4畳半に4万匹超の数とも言われています。
いったいいつになったらこの大群は消滅するのでしょうか。
またこの蝗害による作物への被害も大きなものになっています。
近年では世界的に人口増加が爆発的に増え食糧難が叫ばれている中、拍車をかけるように作物への大きなダメージを与え、食糧難に拍車をかけているバッタの大群。
このバッタの大群に対する有効な対抗策を早く見出さないと、さらに大変なことになってしまうかもしれません。