Chimions_Tax’s blog

30歳税理士のブログです!税金に関することだけでなく、趣味や日常についても書いていきたいと思います!

固定資産税の誤課税で家を失う!?

ユーロ, 見える, お金, 金融, 貯金箱, 保存し, セント, コイン, 電卓 

今月は固定資産税・都市計画税の第1期納入月でしたね。

不動産などをお持ちの方の場合、4~6月までの間に「固定資産税・都市計画税(土地・家屋)納税通知書」がお手元に届いているのではないでしょうか。

こちらの通知書は、本年1月1日時点で土地・家屋及び償却資産の所有者として固定資産課税台帳に登録されている方が納税義務者となり、その方に届きます。

 

そもそも固定資産税とは、固定資産を所有している方にかかる市町村税で、一般的な財源に当てられる普通税です。東京都の場合、23区内になる固定資産については都が都税として課税しています。

固定資産税の対象になるのは、土地や家屋以外にも機械や船舶なども当てはまります。

 

そんな固定資産税ですが、市町村から送られてくる「固定資産税・都市計画税(土地・家屋)納税通知書」を何の疑いもなく、言われるがままお支払いしていませんか。

多分多くの方がそうだと思います。

それが原因で家を失った方の記事をネットニュースで見つけたのでこちらでご紹介します。

 

以下ニュース記事の抜粋です。

 

埼玉県新座市で、1986年以降約27年間にわたり市内に住む60代の一戸建て住宅に固定資産税を誤って過徴収し続けていたことが発覚しました。

同税の滞納金などを支払い切れなかった夫婦の住宅は2013年10月、市に公売にかけられて売却されましたが、誤徴収が発覚したのは長年住み慣れた家を失ってから半年後でした。 夫婦が滞納していた額の総額は約800万円で、このうち約6割が延滞金(年率14.6%、2014年1月から9.2%に)でした。まるで高利の延滞金に追い立てられて家を失ったようなものです。

ミスが発覚したきっかけは、公売物件を落札した不動産業者が土地・家屋の固定資産税が高すぎることに気づき、土地・家屋の固定資産税などの調査を新座市に求め、その結果、過大徴収のミスが判明しました。

1986年に新築された住宅は100㎡の敷地に建つ延床面積約80㎡の木造2階建。本来200㎡以下の住宅用宅地の固定資産税は、小規模宅地の特例によって課税標準が6分の1になりますが、夫婦の住宅は特例が適用されないまま、86年当時から課税され続け、2013年度の税額は、本来年額43,000円のところが119,200円も課税されていました。 あってはならない課税ミスの発覚に新座市は、持家を失ってアパートに転居していた夫婦に謝罪し、20年前の1994年まで遡って取りすぎた固定資産税や延滞金など約240万円を返還しました。

その後新座市は、固定資産税調査特別班を編成し、市内の固定資産の全件調査に乗り出すことになりましたが、全件調査を進める中で想定外の新たなミスが判明しました。土地だけでなく建物に関しても過大徴収ミスがあることが分かり、その数なんと約3,000件、返還額は約8億4,000万円もの金額です。』

新座市の60代夫婦「固定資産税の誤課税」で我が家を失う(幻冬舎ゴールドオンライン) - Yahoo!ニュース

 

なんともひどいニュースです。

これは新座市に限ったものではありません。

他の市町村でも誤課税は多く散見されているようです。

こんなニュースを見てしまうと、自分の固定資産税額は正しい金額なのか不安になってしまいますよね。

だからといって自分たちでチェックをするにしても、固定資産税の税額を計算・チェックするのはかなり大変、そして難しいです。

 

固定資産税については、物件の評価額や複雑な制度が入り混じっており"明瞭会計"ではありません。

だからこそ、納税通知書と一緒に納税者にも分かるような説明等があれば良いのですが。

でも一番は誤課税をしないことです!

市区町村には再発防止に努め、正しい納税額を通知してもらいたいものですね。