以前より群馬県などの北関東を中心に家畜・農作物の盗難被害が相次いでいましたが、ついにその犯人が捕まったようです。
以下、ニュース記事の抜粋になります。
『北関東を中心に相次ぐ家畜や果実の盗難事件に関連し、群馬県警は28日までに、ベトナム国籍の外国人技能実習生の男4人をと畜場法違反容疑で逮捕した。うち1人が今月上旬に同県太田市の畑からウリを盗んだ窃盗容疑で農家に現行犯逮捕され、居住する市内のアパートから大量の豚肉塊が見つかり、豚を解体していたことを認めた。県警は、一連の農畜産物窃盗事件に関与したとみて、豚の入手先を調べている。
県警生活環境課によると、4人は県警が26日に入管難民法違反(不法滞在など)の疑いで逮捕したベトナム国籍の13人とは別だ。13人が共同生活をしていた貸家からは動物の肉塊や首のない鶏30羽も見つかっており、農畜産物盗難の捜査過程で県警が逮捕したベトナム人は合わせて17人となった。
群馬県を中心に続発する農畜産物盗難の捜査が大きく動きだした。群馬県警がベトナム国籍の4人について、豚を許可なく自宅で解体したと畜場法違反容疑で逮捕した端緒は、うち1人が畑からウリを盗んだところを農家の男性が見つけ、窃盗容疑で現行犯逮捕(常人逮捕)したことだった。県警は大掛かりな広域窃盗団が暗躍しているとみて、全容解明を目指す。
県警生活環境課によると、と畜場法違反容疑で逮捕されたのはカオ・スワン・トゥイン(27)、グエン・バン・ゴック(32)、チャン・ビエット・ハオ(22)、グエン・ズン・ホップ(32)の4容疑者。 このうちトゥイン容疑者は10月4日午前、太田市内の畑からウリ5個(500円相当)を盗んだところを農家の男性が発見。男性は自転車の籠に入れて逃げるトゥイン容疑者を取り押さえ、太田署員に引き渡した。カオ容疑者は謝れば許してもらえると思っていたという。
県警は、トゥイン容疑者のアパートから14点の豚肉塊や牛刀、包丁など発見。豚を解体していたとの供述などから、同じ部屋で暮らしていたゴック容疑者ら3人と共に、食用の家畜解体は許可された場所で行うことを定めたと畜場法違反の疑いで逮捕した。
4人は外国人技能実習生の資格で入国。群馬県東部の工場従業員だという。』
豚解体か4人逮捕 部屋に大量の肉塊 群馬(日本農業新聞) - Yahoo!ニュース
この事件を当初聞いた時から「日本人らしくない事件」だと思っていました。
今までは日本人による高級フルーツなどの農作物が盗まれる事件は幾度も起きていますが、家畜、しかもかなりの数が盗まれるというのは聞いたことがなかったからです。
また日本人が家畜を盗んだとしてもそれを解体したり、市場に流通させたりすることは困難のように思います。
以前私がセブへ留学した際に、フィリピン人の先生は自宅で豚を屠殺して食べていたという話を聞いたことがありました。
今の日本には自宅で屠殺するような文化はありませんが、他の国を見てみると豚や鶏を屠殺することなど簡単にできてしまうのでしょう。
コロナ渦で起きていた事件なのでお金がなくて食べ物に困っての犯行なのでしょうか。
もちろんどんな理由でさえ盗難はいけませんが、ただ単に"金稼ぎ"目的であればこのような外国人技能実習生や留学生は日本には要りません。
最近、外国人技能実習生や留学生が関与する事件を多く目にするので安心・安全の日本の治安が少し心配になってきています。
本来、日本へ来れる外国人はかなり高いハードルをクリアして入国してきますが、安倍政権によってそれは大きく緩和されていたそうです。
そのため家柄が良くない(裕福ではない)人が多く日本へ来ているようです。
この件についてはまたブログでご紹介できればと思いますが、日本の少子化による人口減を海外の人の力を借りて補うという政策については、慎重に議論を進めていかなければならない問題かもしれません。