Chimions_Tax’s blog

30歳税理士のブログです!税金に関することだけでなく、趣味や日常についても書いていきたいと思います!

Go To でお得になった分は課税対象!?思わぬ落とし穴…

Go To トラベルやイート、最近は商店街やイベントまで幅広く行われているキャンペーン。

みなさんは利用されましたか?

誰しもこのキャンペーンを利用すれば"お得"になることは知っているかと思いますが、その"お得"分にもしかしたら税金がかかってしまうかもしれません。

 

以下、ニュース記事の抜粋になります。

 

世の関心は世紀の米大統領選に集中する中、マネー界における毎年この時期恒例の鉄板ネタといえば節税。もちろん法律のルールに沿った中で、「もう少しで10万円を超える医療費」の戦略的前倒し投入や、もうかった株の利益を圧縮する損益通算など、年内に一手打つだけでお得につながる知恵は多い。いつものラインアップに加えコロナ禍の今年は特に押さえておきたい情報も多い。例えば話題の「Go To キャンペーン」。最近は「Go To トラベル」の大盤振る舞いぶりに批判が高まり対象プランの除外規定や連泊制限が導入されたが、個人による利用も同様。「やり過ぎ」には税金増という落とし穴があるかもしれないことも知っておこう。

 

■お得は「一時所得」

 

10月から東京発着を加えて本格スタートしたGo To トラベルは1.1兆円の予算を投入する観光関連業の支援策。旅行代金の割引とクーポン配布の合算で、国内旅行の代金が実質半額になる。1泊2万円が上限なので4人家族の場合、1泊最大8万円の補助がでる。これまでは泊数やプラン内容に制限がなかったが、さすがに目に余る使い方があるということで、観光を目的としない旅行を対象から外した上で11月17日以降の予約・販売分について1回の補助対象を7泊までにする規制が導入された。

とはいえ、7泊分でも前述の旅行で得られる「お得」は1人あたり最大14万円、家族でみれば56万円に達する。そしてこのお得分は税の世界では「一時所得」と呼ばれるれっきとした課税対象なのだ。

 

■「Go To+ふるさと納税返礼品」で50万円超なら課税

 

一時所得とは働いて得たのではない、臨時的・偶発的な所得を指す。クイズの懸賞金や競輪・競馬の払戻金などが代表例で、落とし物を拾った場合もこれに当てはまる。今回のGo Toトラベルやイートも確かに通常の商取引の値引きの範囲を超えた臨時的かつ偶発的なお得といえる。

「他にはふるさと納税の高額返礼品も対象。厳密に言えばGo To トラベルとイートとの合算で50万円超の一時所得があれば確定申告が必要」(柴原一税理士)。税金は特別控除枠50万円を引いた部分にかかるので、全員が直ちに課税されるわけではないが、トラベルとイートを駆使する「Go Toざんまい」の家族などがいれば引っかかる。

仮に税率50%(住民税と合算)の高所得者が100万円のお得を享受すれば、50万を引いた額の半分が課税対象に戻されるので、(100万円-50万円)×2分の1×税率50%で12.5万円の負担増になる。高所得者には痛くもないかもしれないが、「税金を取り戻そう」とばかり多用する極端な使い方にはツケが回るのが税制のスジというわけだ。

 

■行けなかったチケット代で税金圧縮

 

一方、逆に新型コロナ関連で税負担減につながる対象としては、中止になったイベントや公演などのチケット代がある。払い戻しを受けずに「代金請求権」を放棄すれば、税制上の寄付と見なされ本来払うべき税金が圧縮できる。

対象は2020年2月1日から21年1月31日までに予定されていた文化芸術イベントのうち、主催者が文化庁スポーツ庁に申請し審査を通った指定行事。文化庁などのサイトなどに対象イベントが載っている。プロセスはやや面倒くさいが、主催者から「払戻請求権放棄証明書」などの書類をもらい確定申告する。(チケット代-2000円)×40%を支払うべき税金から差し引くことができる。1万2000円のチケット代の場合、4000円。金額的メリットはそれほど大きくないかもしれないが、主催者に払い戻しを求める代わり国から税金で返してもらうのは、コロナ禍で苦しむ業界応援という趣旨にかなう。お得な制度は金銭メリットだけでなく、本来の趣旨も踏まえながら利用したいものだ。

Go Toのお得分、実は課税対象 思わぬ負担も :日本経済新聞

 

Go To のお得になった分以外にも「一時所得」にはこんなものが当てはまります。

 

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https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1490.htm

 

これらの金額も含め合算した金額が50万円以上であればその分については課税対象となります。

今年競馬などで払戻金を受けたり、生命保険の満期返戻金等を受け取った方でGo To を利用した方・される方は注意が必要です。

 

TVでも報道されていないGo To の落とし穴ではないでしょうか。